何も望まぬ朝に保たれて 夜が来るのを彷徨い歩く
風の言葉に耳も貸さずに 暗い夜道を一人で歩く
もしこの夜に「絶対」が一つ望めるなら
昇らぬ朝日をどうか返して
黒い太陽今日もまた
幾度も幾度も地上を照らす
闇の光を振りまいて
二つの 祈りも残さず
拙い願いはもう捨てた 詰まらない言葉は蹴飛ばそう
真理も想いも自分次第 真実なんて欠片もない
いっそ全てが穢れた沼地の生き物なら
何を失くしても私は私で居られたのに
この世界に唯一つ
昇らぬ朝日を君が願うなら
黒い太陽殺しても私は
全てを手にする
【例え 全てが嘘でも 私は 君の側で護り続けよう】
淋しい夜を知ったなら
涙流さずに気付いて
この世界にたった一つ 君を
失くしたら
黒い太陽今日もまた
幾度も幾度も地上を照らす
闇の光を振りまいて
二つの 祈りも残さず
雨は今日もざあざあ
静かに静かにひたすら落ちる
静寂は喉を鳴らして
誰かが死ぬのを祈ってる
世界にたった一人の君の総てを失くしたら
僕の全ては歩みを止める
涙の全てを枯らして
無くした全てなら忘れよう
僕はそうして息絶える
黒い太陽置き去りに
【君の墓場は 十字架の海に沈む】
DESIRE