−デビル・ポーラスター




  サブタイトル解説



 えー、基本、北極星は章タイトル以外つけなかったのですが
 フリーズウィッチの章からつけています。
 そのご説明と、章タイトルの意味を現段階で。

 ちなみに、フリーズウィッチの章は私の中では『痛い章』です(爆)
 ちとくらも痛い。手塚木手も痛い。
 痛いシーンばっかですんげー辛かった、です。
 ラブラブな方が書いてて楽しい!
 痛い話はたまにはいいが、ずっと続くとしんどい以外なにものでもない!
 いや、本当に。
 最初から痛い話として書くのとは別です。


 ◆章タイトル

 一部−黄泉比良坂編
 これは、そのままヨモツヒラサカをイメージして。
 白石が黄泉比良坂を帰ってくるというより、三話の千歳の言葉こそが
 この章タイトルです。

 二部−寄る辺なき風の魔女編
 そのまま木手のこと。
 フリーズウィッチの章で描きたかったのは、千歳と手塚の対極さです。
 壊れていく手塚と、千里を知るが故に壊れず堪える千歳の真逆さを
 書きたかったというか。
 同じ似た立場から壊れる手塚、壊れず待つ千歳。
 どっちが偉いとかではなく、ただ、大切な人を失った人が歩む道として
 手塚の道もあるし、千歳の道もある、というイメージ。
 この魔女編はもう一話、二話続きますが、総じてフリーズウィッチの章は一番
 話数が少ないですかね。



 ◆サブタイトル

 一部編

 第一話【もう一人の切原赤也】
 この回はむしろメインは千歳の決意、とリョーマたちの真相。
 なんですが、あえてこのタイトル。
 というのも、単純に第二十代の方の赤也は書いてて楽しいからです。

 第二話【純粋すぎる愛は狂気となって】
 これは千歳を指していません。
 白石のことです。
 千歳に対する愛情が純粋故に、自分と千歳を傷付ける狂気になる、という。
 この回の千歳は気をつけました。
 この回の千歳は普段みたく、白石の話題に反応して叫んだり、驚いたり
 しない。叫んだりもしない。ただ、抑揚ない静かさ、が千歳のこの回のスタイルです。
 だから、リョーマの言葉にも頷くし、でも声は全く平坦。
 感情が一切見えないイメージです。その感情をラストの台詞からくみ取って
 いただければな、と。
 よほど光に言われて泣かせようと思ったんですが、泣きませんでした。
 千歳…!(泣)
 ちなみに、一部千光の方が喜びそうですよね、この回は。

 第三話【そして、運命の時は訪れる】
 これはそのまま、手塚と木手の再会をイメージ。
 もっとも最悪の形の再会です。
 敵となった木手をメインに書く予定だった二部を印象するために
 ここで出しました。が、二部そんなにメインになってなかったかも…。
 でもこの回の丸井の言葉が、後々キーワードに。
 あと、千里にとっても運命の時、という感じです。


 二部編

 第一話【逃れられぬ快楽の楔】
 これは壊れた(かけた)手塚、ですね。
 全体で木手を思って壊れた手塚を書いてます。
 でも、手塚は本当は壊れていない。
 だから、その後ああなるわけで。

 第二話【愛は常に凶器】
 これも手塚です。
 でも一番書きたかったのはラスト前の、初めて声を荒げて泣く千歳。
 ここで、彼も本当は苦しんでいるし、壊れる寸前かもしれない、と書きたかったので。
 全体に、丸井の言葉がキーワードです。

 第三話【孤独を馳せる、漆黒の星】
 これは千里です。
 やっと、千里に救いが来る。というイメージで。
 同時に千歳と白石にも救いが来ます。
 イメージとして、今までの孤独に思いを馳せていた星(千里)が
 白石の渡した伝言で愛情と結ばれて、輝く、というイメージ。
 わかりにくい。


 残りはまだ考えてません。内容はともかくタイトルは。
 でも、多分ウィルウィッチの章からもサブタイはいれます。
 その前は、面倒なので、いれないだけ。