★らびっとでぃあ★


 この話は白石がウサギな話です。
「DIPED」と似てるようで違います。
 基本設定は普通のお話と同じ世界。四天宝寺テニス部のみなさん。
 でも、このお話の世界の人間は、気分の浮き沈みで動物の耳が生えたり消えたりします。
 いわば気持ちのバロメーター。
 白石は切なくなったりするとウサギの耳と尻尾が生える中学生。
 そんな白石を狙う狼の千歳と、それを見守る(?)謙也たちの話。
 思いついたきっかけは、とりあえずパラレル「死星の森」の後書きをどうぞ。
 我が家の白石は千歳がいないと駄目なウサギさん、という妄想いっぱいなので、大分白石の
 キャラが違います。


※白石蔵ノ介
  四天宝寺中三年。テニス部部長のしっかり者。
  しかし関西唯一のウサギの資質を持つ人として、あちこちに愛でられている。
  千歳に片思いのつもりだが、バレバレ。

※千歳千里
  四天宝寺中三年。転校生。
  転校その日に白石に一目惚れし、以来狙う狼。
  白石を喰いたくなると、狼の耳と尻尾が生える。

※忍足謙也
  三年で白石のクラスメイト。
  後輩の財前と付き合っているが、後輩曰く「八方美人」でよく嫉妬されている。
  警戒モードの時に犬の耳と尻尾が生える。

※財前光
  二年で謙也の恋人。
  黒猫の耳と尻尾を自在に出せるタイプで、謙也が浮気(誤解)したと判断したらスイッチオン。
  猫の爪で引っ掻くため、謙也は生傷が絶えない。白石のことは普通に心配。

※小石川健二郎
  三年の副部長。
  白石の面倒見役であり、兄貴分。
  白石や他の全ての生徒・教員にとって「なんの動物かわからないが最強」な謎の人。


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 −序章・四天宝寺のウサギさん−
 −一話・片思いのつもりなのか−
 −二話・恋人記念日−
 −三話・ウサギのお留守番−
 −四話・獣の王様−
 −五話・初恋の話−